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神経精神医学講座ブログ

第120回日本精神神経学会学術総会

6月19日から22日の日程で、第120回日本精神神経学会学術総会が開催されました。

今回の総会は河西千秋教授が大会長、札幌医科大学医学部神経精神医学講座が主管であったため、多くの教室員が学会運営に携わりました。

第120回という節目であり、6月の気候の良い札幌ということもあってか、非常に多くの参加登録があり、盛況のうちに幕を下ろしました。

また、河西教授の会長講演を始め、シンポジウム、教育講演、ワークショップ、口演、ポスター発表など様々なセッションで教室員が登壇し、活発な議論がおこなわれました。

7月10日からオンデマンド配信も予定しておりますので、ぜひご覧ください。

以下、当教室員の関わったセッションです。

【1日目】

●先達に聴く2
精神医学史における多様な単一精神病観

司会:河西 千秋

●先達に聴く3
真に役立つ森田療法:レジリエンスを育て引き出す視点から

司会:田所 重紀

●委員会企画シンポジウム1
精神障害の労災認定基準改正を機に医師の働き方改革や職域の自殺予防、そして現場でできる介入を考える

・職場のメンタルへルス支援:アジェンダと求められるタスクとの「ギャップ」という実状

河西 千秋, 津山  雄亮

●一般シンポジウム10
Long COVIDに潜む身体症状症:内科医および精神科医の視点から

・森田療法のMedically Unexplained Symptomsへの活用

田所 重紀

●一般シンポジウム30
若者のメンタルヘルス問題の現実と対応:大学キャンパスを拠点に

・保健管理センターによる大学生のメンタルヘルス支援の実際

津山 雄亮1,2, 松浦 久美子2, 河西 千秋1,2

1.札幌医科大学医学部神経精神医学講座, 2.札幌医科大学保健管理センター

●一般シンポジウム31
わが国発信の自殺予防のための大規模臨床試験・ACTION-J研究の展開と社会実装

・ACTION-J研究の意義:ACTION-J研究前後で何がどう変わったのか

河西 千秋

●ワークショップ1
複雑事例を通して学ぶ自殺予防のエッセンシャルズ

司会:河西 千秋, 石橋 竜太朗

ファシリテーター:佐野 智章, 加藤 紘幹, 津山 雄亮, 昌川 安希子, 松村 里歩

●ワークショップ2
対応困難例における効果的なリエゾンとは:より早期から、幅広く、能動的に

メインコーディネーター:柏木 智則

講師:石橋 竜太朗

ファシリテーター:野呂 孝徳, 佐野 智章,  昌川 安希子, 中島 弥哉子

●一般演題(口演)12

自殺対策

司会:成田 賢治

・ 高自殺率地域において自殺念慮を有する住民の心理社会的特徴

小熊 貴之1,2, 津山 雄亮2, 米本 直裕3, 河西 千秋2

1.江別市立病院精神科, 2.札幌医科大学神経精神医学講座, 3.順天堂大学大学院公衆衛生学講座

・適応障害と診断された自殺企図患者の心理社会的特徴

佐野 智章石橋 竜太朗柏木 智則河西 千秋

【2日目】

●会長講演

・真に役立つ精神医学:当事者の人生の分岐点に立ち会うということ

河西 千秋

●特別講演1
Psychiatry and suicide prevention

司会:河西 千秋

●会長企画シンポジウム1
東アジアの自殺対策におけるnational policyと現況

司会:張 賢徳(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所),河西 千秋(札幌医科大学医学部神経精神医学講座)

●一般シンポジウム38
医療従事者のメンタルケアに向けたさまざまな取り組み

司会:河西 千秋(札幌医科大学医学部神経精神医学講座),藤澤 大介(慶應義塾大学医学部医療安全管理部/精神神経科/国立がん研究センター)

・保健管理センターを拠点とした医療者のメンタルへルス支援

津山 雄亮, 河西 千秋

・自殺事故後のスタッフ・ケア

柏木 智則1, 津山 雄亮1,2, 人見 敬子3, 河西 千秋1,2

 (1.札幌医科大学医学部神経精神医学講座, 2.札幌医科大学保健管理センター, 3.札幌医科大学附属病院看護部)

●一般シンポジウム41
「心の病が治る」とはどのようなことか?

・「健常な苦悩」と「病的な苦悩」の区別は可能なのか?

田所 重紀

●一般シンポジウム54
がん患者自殺予防への取り組み

・がん患者に対するメンタル・ヘルス支援と自殺予防のための複合的ケース・マネジメント介入:予備的研究

成田 賢治1, 野呂 孝徳1, 川村 舞1, 菅原 夏海1, 昌川 安希子1, 石田 真弓2, 大西 秀樹2, 河西 千秋1

 (1.札幌医科大学医学部神経精神医学講座, 2.埼玉医科大学国際医療センター)

●一般シンポジウム62
新たな精神科作業療法の方法論:作業療法の意義と価値を再考する

指定発言:柏木 智則

・自殺未遂患者に対する作業療法

阿部 雅, 柏木 智則, 島田 清貴, 石橋 竜太朗, 河西 千秋

●一般シンポジウム65
日本における精神療法:受容と展開

・精神療法大国・日本への道を阻む2つの障壁

田所 重紀

●一般シンポジウム70
地域で生活する当事者のリカバリーに寄与する精神科作業療法の視点

司会:石井 貴男(札幌医科大学保健医療学部作業療法学科),池田 望(札幌医科大学保健医療学部作業療法学科)

・精神科デイケアにおける作業療法士による研究と実践の動向

森元 隆文

・ピアサポート事業における作業療法士による研究と実践の動向

横山 和樹

●一般演題(ポスター)13
気分障害(1)

司会:橋本 恵理

・難治性精神疾患の脳病態と新規治療法の探索:薬物と幹細胞による社会性/共感性の行動・脳神経回路変動解析

鵜飼 渉1,2, 出利葉 健太1,2, 西村 恵美1,2, 橋本 恵理2, 廣瀬 奨真2,3, 橋口 華子2, 望月 真里菜2,4, 古瀬 研吾2,4, 石井 貴男2,5, 柏木 智則2, 館農 勝2,6, リーバ マルコ7, 河西 千秋2

 (1.札幌医科大学医療人育成センター, 2.札幌医科大学医学部神経精神医学講座, 3.砂川市立病院精神科, 4.JA北海道厚生連帯広厚生病院精神科, 5.札幌医科大学保健医療学部作業療法学科, 6.さっぽろ悠心の郷ときわ病院こども発達センター, 7.ミラノ大学薬理生物分子科学講座)

●一般演題(ポスター)17
睡眠障害

・出産前日のレンボレキサント服用による新生児への影響:3症例からの考察

望月 真里菜1, 佐野 智章1, 佐藤 謙太郎1, 飯沼 洋一郎2, 古瀬 研吾1

 (1.JA北海道厚生連帯広厚生病院精神科, 2.JA北海道厚生連帯広厚生病院産婦人科)

●初期研修医・学部学生演題(ポスター)3
研修医発表(3)

・性別違和専門外来を受診した高校生の心理社会的特徴

佐藤 彩華1, 久保 みのり2, 仲野 芳恵2, 中島 弥哉子2, 池田 官司3, 河西 千秋2

 (1.市立札幌病院, 2.札幌医科大学医学部神経精神医学講座, 3.北仁会幹メンタルクリニック)

・札幌医科大学附属病院における高度救命救急センターと神経精神科の連携

山崎 杏菜石橋 竜太朗佐野 智章大江 開柏木 智則河西 千秋

【3日目】

●会長企画シンポジウム2
都道府県及び市町村における自殺対策のイニシアチブ:自治体首長の果たす役割

司会:大塚 耕太郎(岩手医科大学医学部神経精神科学講座),河西 千秋(札幌医科大学医学部神経精神医学講座)

●一般シンポジウム89
実はこんなに使える森田療法

・森田療法の神髄と総合病院における精神科診療への活用

田所 重紀

●ワークショップ8
措置診察実践セミナー(平成30年ガイドライン・令和5年法改正準拠)

メインコーディネーター:藤井 千代

(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)

サブコーディネーター:田所 重紀

●一般シンポジウム98
自殺未遂者ケアのいま

・適応障害と自殺企図行動

佐野 智章, 石橋 竜太朗, 柏木 智則, 河西 千秋

・ACTION-J研究の地域展開

石橋 竜太朗1, 伊藤 侯輝2, 磯山 友幸3, 東谷 敬介2, 坪内 雅行3, 久住 一郎4, 鎌田 隼輔5, 河西 千秋1

(1.札幌医科大学医学部神経精神医学講座, 2.市立札幌病院精神科, 3.北海道医療センター精神科, 4.北海道大学大学院医学研究院神経病態学分野精神医学教室, 5.札幌市精神保健福祉センター)

北海道公立大学法人札幌医科大学

医学部神経精神医学講座

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