出利葉健太先生(砂川市立病院、大学院生)が博士(医学)の学位を授与されました!
出利葉先生は、統合失調症の病態解明をテーマに、近年の治療薬による、GABAインターニューロン、BDNF産生増加の意義を取りまとめ、特に、GABAインターニューロンの樹状突起末端に局在し、シナプス形成にダイレクトに影響を及ぼすタイプのBDNF転写産物をブロナンセリンが特異的に増やすということをまとめ、以下の論文で報告しました。
出利葉先生のさらなるご活躍をご期待ください!
Kenta Deriha, Eri Hashimoto, Wataru Ukai, Francesca Marchisella, Emi Nishimura, Hanako Hashiguchi, Masaya Tayama, Takao Ishii, Marco A. Riva, Chiaki Kawanishi: Reduced sociability in a prenatal immune activation model: Modulation by a chronic blonanserin treatment through the amygdala-hippocampal axis. J Psychiatr Res 164, 209-220, 2023